こんにちは!
たくやです。
赤ちゃんが生まれると慣れない育児の日々が始まります。その中でも「授乳」は、母親だけでなく父親も関われる大切な時間のひとつです。生後間もない我が子は体力も哺乳力もまだ弱いため、ミルクを飲むのに時間がかかったり、途中で寝てしまったりと苦戦の連続。それでも頑張って飲み切ったあとの満足そうな表情は、何とも言えない愛おしさを感じることができます。
この記事では、新米パパである僕が初めてミルクをあげたときの体験談を通して、パパ育児の大変さと楽しさについてお伝えします。
初めての授乳。ドキドキの連続
我が家は入院中からの続きで母乳とミルクの混合で授乳をすることにしました。出産直後はママの母乳の出る量も少なく、体調を見ながら補助的にミルクを使うスタイルです。
はじめて自分でミルクを作って我が子にあげるとき、内心はかなりドキドキしていました。
ミルクは熱湯で溶かしたあと哺乳瓶を水に浸けて冷ますのですが、「温度は適切かな?」、「粉とお湯分量はこれで合ってる?」、「飲んでくれるだろうか…」など、不安ばかりでした。
母乳を与え終えミルクを飲ませる時になりました。いざ抱っこして哺乳瓶を口元に近づけても、すぐに吸ってくれるわけではありません。小さな口で吸い始めても、数口飲むといったん休憩。また飲み始めますが数口飲むといったん休憩。を繰り返ししばらくすると疲れたのかスーッと眠ってしまうことも多々ありました。とにかく1回の授乳に母乳から始まり、ミルク飲ませ終わるまで20〜30分かかることもよくありました。
“授乳=ただ飲ませるだけ”だと思っていた認識の甘さを痛感しつつも、目の前で一生懸命に吸ってくれる我が子に、胸がいっぱいになりました。
飲み切ったあとの「どや顔」にキュンとした
最初のうちはミルクを哺乳瓶に20mlほど作り母乳を飲んだ後にあげていました、「たったこれだけ?」っと思っていましたが、それでも飲み切るのが精一杯。残すこともしばしばでした。本人もかなり疲れているようで、飲み終えた後はぐったりとしながらも、満足そうな表情を見せてくれるようになりました。
こちらをじっと見つめて「どう?すごいでしょ?」とでも言いたげな表情を浮かべた我が子。その顔が本当に誇らしげで、思わず「がんばっていっぱい飲めたね!」と声をかけてしまいました。
小さな体で必死に頑張っているその姿に、感動すら覚えた瞬間でした。
パパも授乳に関わることで見えてきたこと
「授乳はママの仕事」思う方も多いかと思います。僕もそうでしたが、そんな僕にとってミルクをあげる経験はまさに価値観が変わる出来事でした。
ミルクをあげるときは、赤ちゃんと1対1で触れ合える時間です。抱っこのしかた、哺乳瓶の咥えさせ方、ゲップをさせるコツ…最初は上手にできなくていろんなやり方を試していましたが、少しずつ赤ちゃんの個性やクセがわかってきます。その過程で、「育児はママだけのものではない」、「パパでもできることはたくさんある」と強く感じるようになりました。
また、授乳を通じて赤ちゃんとの距離がグッとに縮まった気がします。僕のことを見つめながらゴクゴク飲む姿や、小さな手で僕の服を握ってくるしぐさ。どれもが愛おしく、父親としての実感が深まっていくのを感じました。
授乳は“栄養”だけじゃない。心を通わせる時間
新米パパにとって、ミルクをあげるという行為は「赤ちゃんのお腹を満たす」以上の意味を持っていると思います。それは、親子が心を通わせる大切な時間ということです。言葉はしゃべれませんが赤ちゃんとのコミュニケーション取る機会です。沐浴と同様ですね。
初めてのミルクは結構緊張しました。妻にあれこれ聞いて準備したことを覚えています。でも、少しずつ慣れていくなかで、赤ちゃんとの関係性が深まり、授乳は「ママじゃないとできないこと」ではなく「パパもできること」、「二人でやること」になっていった気がします。
すると育児も「二人でやること」と思えるようになり、授乳だけでなく他のことにも積極的になれます。
これから育児をスタートするパパたちへ。授乳に関わることは、ママの負担を軽くするだけでなく、自分自身の父親としての自覚を育てる素晴らしい機会になります。なにより育児に参加できる意義になります。
小さな一口のミルクから、親子の絆は始まっています。初めは分からないことだらけで当然です。少しずつ赤ちゃんと共にパパも成長していきましょう!
それでは!