こんにちは!
たくやです。
赤ちゃんが生まれた直後は、どうしても赤ちゃんのお世話に意識が向きがちですが、実は忘れてはいけないのが「産後の妻のケア」です。
産後のママは、心身ともに不安定になりやすく、マタニティーブルーに悩む方もいらっしゃいます。
僕の妻も退院後しばらく実家で静養していましたが、その時にマタニティーブルー気味な症状がありました。なので妻が実家にいる間は僕はなるべく側にいようと心がけていました。大変な時期でしたが、今になって振り返るとその期間が夫婦の絆をより深める貴重な時間だったと感じています。
この記事では、「産後の妻の心のケア」に注目して、僕たち夫婦のリアルな体験をお伝えします。
出産後、妻の心に変化が…これがマタニティーブルー?
出産という大仕事を終えた妻は、しばらく実家に戻り育児をすることにしていました。出産時期と僕の育休の開始のタイミングがズレていて、日中は一人だと不安だからということでそのようにしました。退院直後は元気そうでしたが、一週間後に実家にお邪魔すると表情が晴れないというか、元気がなく感じたのが気になっていました。
赤ちゃんの泣き声に敏感になったり、自分を責めるような発言が増えたり、不安や悲しい気持ちになり涙が出たり…。はじめは「睡眠も十分に取れてないだろうし、疲れてるのかな?」くらいにしか思っていませんでしたが、調べてみると「マタニティーブルー」の症状に当てはまる部分が多いということを知りました。
マタニティーブルーは、ホルモンバランスの変化や慣れない育児、寝不足などからくる一時的な情緒不安定の状態です。特に初めての出産・育児で、不安やプレッシャーを感じていたのかもしれません。
「これはちゃんと支えないといけないな」と思った僕は、できるだけ妻の心に寄り添おうと決めました。
仕事の合間に実家通い。とにかく“そばにいる”ことを選んだ
妻を支えていこうと決め、僕は仕事が休みの日にはなるべく妻と赤ちゃんに会いに行きました。自宅から実家までは車で1時間弱でした。決して近くはありませんが、頑張っている妻のことを考えたら大したことはありません。
妻の実家では特別なことはしていません。ただ隣に座って話を聞いたり、赤ちゃんを抱っこしてあやしたり、一緒にお世話したり。時には妻が少しだけ昼寝できるように、赤ちゃんと一緒に過ごす時間を作るようにしました。
はじめは「こんなことで役に立てているのかな?」と自問自答することもありましたが、妻に少しだけ笑顔が戻った様子を見ることができてすごく安心しました。
しかし、帰る時間が近づくとまた不安になり涙が出る様子を見るのはより辛かったです…。
平日は毎晩テレビ電話。たとえ画面越しでも“つながる”
平日は仕事があり会いに行けなかったのですが、寝る前に必ずテレビ電話をしていました。お互い疲れている中でも、顔を見て話す時間を作ることが大事だと思ったからです。
「今日こんなことがあったよ。」、「赤ちゃん、今日めっちゃ寝るんだけど(笑)。」といった他愛もない会話ですが、その積み重ねで妻が安心できたり、気分転換できていたんじゃないかなと思います。
仕事から帰宅し家事などを一通り終えたら風呂に入り、それから電話の日々でした。正直「少しだけでも自由な時間が欲しい。」と思う瞬間もありました。でも、「ママは子育ての不安と戦っている。しっかり支えていくと決めたんだ!」その気持ちに気づけたことで、「今は離れていてもふたりで乗り越える時期なんだ」と覚悟を持てるようになりました。
「育児=赤ちゃんのお世話」ではない。妻の心にも寄り添おう
育児でのパパの役割というと、オムツ替えや沐浴、夜泣き対応など、赤ちゃんのお世話ばかりに注目が集まりがちです。しかし「ママの心のケア」も含めてパパの役割だと感じました。
産後のママはホルモンの変化や育児への不安で、心がとても不安定になりやすい時期です。そんなとき、パパがそばにいてあげること、話を聞いてあげることが、何よりの支えになります。
「何かしてあげなきゃ」とすごいこと、大きなことをしてあげようと思う必要はありません。ただ一緒にいて、気持ちに寄り添う。それだけでも、夫婦の絆は確実に深まっていくと、僕自身が実感しています。
これからパパになる方、育児に取り組んでいる男性の方に伝えたいのは、「赤ちゃんとママ、どちらもあなたを必要としている」ということです。
あなたのそのひと手間が、家族にとってかけがえのない支えになります。
それでは!